『利回りに納得できれば買いたい銘柄』
- 安定な利益成長
- 5年レンジで株価が割安
- お金を効率的に利益化
- 配当利回りは低い
2023年5月から12月までで、約40%株価が下落したヤクルト。今回はそんなヤクルトがなぜ下落しているのか、投資する上で最低限頭に入れておきたい7項目のファンダ分析と企業概要についてまとめています。
- 企業概要を知りたい
- 最低限のファンダ分析を知りたい
- なぜ下落しているか知りたい
ヤクルトの概要
ヤクルト本社(2267)
乳酸菌飲料最大手。
ヤクルト1000で増収増益
グループ独自の販売員網
ヤクルトレディの宅配チャネルと
通常の店頭チャネルに販売が分けられています。
医薬品事業は抗悪性腫瘍剤「エルプラット」
に大きく依存していて
価格、売上ともに減少しています。
海外収益が柱。
ヤクルトブランドのグローバル化を進めて
現在39カ国の国と地域で販売を展開
現地生産、現地販売を基本とする
「現地主義」でグローバル展開
- 乳酸菌飲料最大手
- 独自の販売員網に強み
- 医薬品推進
- 海外収益が柱
ファンダメンタル分析
配当利回りに納得できるか
- 利回り:1.75%
- 2017年以降増配
- 安定してるが利回りは低め
目標の配当利回りである
3〜4%には届いていませんが
右肩上がりは嬉しいです。
EPSは安定、成長しているか
- EPSは安定して成長している
- 2021年はコロナ禍
2021年で一度停滞しているが
コロナが一因だと考えられる
PERは5年レンジで低い水準か
- 5年レンジで低い水準!
PBRは5年レンジで低い水準か
- PERと同様、過去5年最低水準!
PERと同様、
PBRも過去5年で
過去最低水準となっています。
純資産はあまり変動せず
株価が急激に下落したためです。
売上高営業利益率は10%以上か
- 営業利益率は10%越え
- 年々増加傾向
それに加えて2018年以降は
10%越えが連続しており
安定的です。
自己資本比率は業界平均より高いか
- 業界平均と比較して、自己資本比率は高い
2020年ごろからは
業界平均よりも大きく離して
比率を上昇させています。
コロナによるダメージが
他の食料品セクター製品よりも
少ないのだと思われます。
ROEは業界平均より高いか
- 業界平均と比較して、ROEは高い水準
- 自己資本比率も高いため、数値の誤魔化しではない
自己資本比率を下げて
ROEを高く誤魔化している
わけでもありません。
総評
『利回りに納得できれば買いたい銘柄』
- 安定な利益成長
- 5年レンジで株価が割安
- お金を効率的に利益化
- 配当利回りは低い
利回りに納得できればぜひ買いたい!
さらにはROEも高く、
投資家のお金を効率的に
利益化できている。
配当利回りにさえ納得できれば
株価が下がっている今
買いたい銘柄です!
なぜ株価が下落しているのか
現在2024/1/3は3,167円ですが
2023/4は5,227円でした。
半年で約40%減の大暴落ですが
下落要因は期待のしすぎ
というのが大きそうです。
- アナリストの予想に届かなかった
- 中国での売上が前年同期比20%減
- ヤクルト1000の売上が想定以下
つまり、増収増益はしているけど
予想よりも売れず下落。
それが呼水になり、さらに下落。
といった流れのようです。
中国におけるヤクルトの販売は店頭が9割で
ヤクルトレディ(宅配)の比率が
少なくなっています。
類似品と比べてヤクルトは割高のため
店頭販売の多い中国では
売上が伸び悩んでいるようです。
コメント
コメント一覧 (2件)
分析からはとても良い様に思えるのですが、下がり続ける株価が…
監視します!
コメントありがとうございます!
分かります…今後が気になる要監視銘柄ですね!!